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日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)

2級

ひょうじゅんげんか

標準原価

Standard Cost

製品1単位の製造に際して達成すべき目標として、科学的に設定された原価です。効率的な製造の基準となり、実際原価との比較に用いられます。

詳しい説明

1. 定義

製品1単位を作るのに、あるべき原価として定めた目標値です。科学的・統計的な調査にもとづいて設定します。

2. 制度・考え方の内訳

標準原価は、標準直接材料費・標準直接労務費・標準製造間接費の3つで構成します。それぞれ「標準の単価 × 標準の消費量」の形で決めます(標準価格 × 標準数量、標準賃率 × 標準作業時間、標準配賦率 × 標準操業度)。

理想的な状態ではなく、通常起こりうる程度の無駄を織り込んだ達成可能な水準に設定します。到達できない水準にすると、常に不利差異が出て管理の役に立たなくなるためです。

設定した標準は据え置きではなく、材料価格の変動や作業方法の変更があれば改訂します。

4. 紛らわしい制度・語との違い

予定原価は計算を早めるための見積りで、原価の管理までは目的にしません。標準原価は達成すべき目標として設定し、差異を分析して現場の改善につなげます。

5. 身近な例

製品1個に材料2kg・@100円、作業3時間・@1,000円と決めておけば、実際にかかった量や単価と比べて、どこがずれたのかを費目ごとに追えます。

試験で問われること

日商簿記2級

  • 標準直接材料費・標準直接労務費・標準製造間接費の3つで構成される点が問われます。
  • それぞれが「標準の単価 × 標準の消費量」の形である点が問われます。
  • 理想ではなく達成可能な水準に設定する(到達不能だと管理に使えない)理由が問われます。
  • 3つの構成要素と、それぞれが「単価 × 量」の形であることが問われます。標準原価と実際原価の差が原価差異になり、費目ごとに分解して分析する流れもあわせて出ます。

最終更新日: 2026/09/23