日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)
2級
ちょうきまえはらいひよう
長期前払費用
Long-term Prepaid Expense
支払った費用の中で、サービスの提供が1年を超えて行われる部分を資産として繰り延べたものです。1年以内に費用化される前払費用とは区分が異なります。
詳しい説明
1. 定義
長期前払費用は、支払った費用の中で、サービスの提供が1年を超えて行われる部分を資産として繰り延べたものです。
2. 前払費用との対比
長期前払費用は1年を超えて費用化される部分を資産として表示します。前払費用は1年以内に費用化される前払分を指します。費用は支払った時点で計上するのが原則ですが、複数年にわたる契約などの場合は、期間に応じて配分します。
4. 身近な例
3年分の保険料を支払った場合、1年分は前払費用、残り2年分は長期前払費用として計上します。
5. 紛らわしい制度・語との違い
繰延資産は長期前払費用と近い性格を持ちますが、創立費や開業費などを指す別の区分です。
試験で問われること
日商簿記2級
- 費用を期間配分して資産として計上する繰延資産的な性格が問われます。
- 1年基準に基づき、流動資産(前払費用)と固定資産(長期前払費用)を区別する点が問われます。
- 決算整理仕訳において、翌期以降の分を正しく計算する点が問われます。
- 決算時に前払費用の一部を長期前払費用へ振り替える処理、逆に長期前払費用から費用へ振り替える仕訳が最頻出です。
最終更新日: 2026/09/23