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日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)

2級

かんじょうたいけい

勘定体系

Chart of Accounts

原価計算の結果を、材料・仕掛品・製品などの勘定へ順に振り替えていく一連のつながりのことです。

詳しい説明

1. 定義

原価計算の結果を、材料・仕掛品・製品などの勘定へ順に振り替えていく一連のつながりです。

2. 計算式とその意味

原価は次の順で勘定を経由します。

材料の消費で、材料勘定から仕掛品勘定・製造間接費勘定へ振り替えます。

加工の進行で、完成した分だけ仕掛品勘定から製品勘定へ振り替えます。

販売で、販売した分だけ製品勘定から売上原価勘定へ振り替えます。

「振り替える」とは、ある勘定の貸方に記入した金額を、別の勘定の借方へ移すことです。原価が発生してから販売されるまで、この4つの勘定を順番に流れていきます。

3. 実際の数値を使った計算例

当月、材料500,000円を消費し(うち直接材料費400,000円・間接材料費100,000円)、完成品原価が900,000円、そのうち800,000円ぶんを販売した場合。

(借)仕掛品 400,000 /(貸)材料 400,000
(借)製造間接費 100,000 /(貸)材料 100,000

(借)製品 900,000 /(貸)仕掛品 900,000

(借)売上原価 800,000 /(貸)製品 800,000

製品勘定の残高(900,000円 - 800,000円 = 100,000円)が、月末の製品在庫を表します。

5. 紛らわしい制度・語との違い

完全工業簿記は、この勘定体系を使って原価計算の結果を帳簿に組み込む記帳方式そのものを指します。勘定体系は、その中で原価が流れる経路です。

試験で問われること

日商簿記2級

  • 材料勘定から仕掛品勘定・製造間接費勘定、そして製品勘定、売上原価勘定へという振替の順序が最頻出です。
  • 各勘定の残高が何を表すか(仕掛品は未完成分・製品は未販売分)が問われます。
  • 振替の仕訳(借方・貸方の金額)を書かせる問題が中心です。
  • どの段階でどの勘定へ振り替えるか(材料から仕掛品・製造間接費へ、仕掛品から製品へ、製品から売上原価へ)という順序が最頻出です。各勘定の残高が、仕掛品なら未完成分、製品なら未販売分を表す、という読み方もあわせて問われます。

最終更新日: 2026/09/23