日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)
2級
かんぜんこうぎょうぼき
完全工業簿記
Complete Industrial Bookkeeping
原価計算の結果を複式簿記の勘定体系に組み込み、材料費・労務費・経費の消費から製品の完成・販売までを一連の勘定で記帳する方式です。
詳しい説明
1. 定義
完全工業簿記は、原価計算の結果を複式簿記の勘定体系に組み込み、材料費・労務費・経費の消費から製品の完成・販売までを一連の勘定で記帳する方式です。
2. 商的工業簿記との対比
完全工業簿記では、原価計算で計算した原価が、材料勘定・仕掛品勘定・製品勘定などを経由して、複式簿記の枠組みの中で記録されます。商的工業簿記は、原価計算を行わず、期末の実地棚卸などで簡便に製造原価を見積もる方式です。
4. 身近な例
仕掛品勘定を使って材料費・労務費・経費の消費額を集計し、完成した製品を製品勘定へ振り替える一連の処理は、完全工業簿記の記帳の流れです。
試験で問われること
日商簿記2級
- 完全工業簿記が日商簿記検定2級・1級の工業簿記の前提である点が問われます。
- 商的工業簿記との違い(原価計算を行うかどうか)が問われます。
- 完全工業簿記が日商簿記検定2級・1級の工業簿記の前提である点、商的工業簿記との違い(原価計算を行うかどうか)が最頻出です。
最終更新日: 2026/09/23