ITパスポート試験
でじたるしょめい
デジタル署名
Digital Signature
送った本人が作ったことと、途中で書き換えられていないことを確かめるしくみです。
詳しい説明
1. 定義
デジタル署名とは、その電子データを送った本人が作ったものであることと、途中で書き換えられていないことを、受け取った側が確かめられるようにするしくみのことです。
2. 仕組みと内訳
公開鍵暗号方式の鍵の対を、暗号化とは逆向きに使います。
1. 送る側は、データからハッシュ値を計算します
2. そのハッシュ値を、自分だけが持つ署名鍵で処理して署名を作り、データに添えて送ります
3. 受け取る側は、公開されている検証鍵で署名を戻し、ハッシュ値を取り出します
4. 受け取ったデータから自分でもハッシュ値を計算し、2つが一致するかを見ます
一致すれば、次の2つが同時に言えます。
- 書き換えられていない: 途中で1文字でも変われば、計算したハッシュ値が変わって一致しなくなります
- 本人が作った: 署名鍵を持つのは本人だけなので、検証鍵で戻せることが本人の証拠になります
秘密を守る暗号化とは目的が違います。暗号化は中身を読めなくするもので、デジタル署名は中身を読めるまま確かさを添えるものです。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 本人が作ったことと、書き換えられていないことを確かめられると理解する
- 暗号化との目的の違い(読めなくするか、確かさを添えるか)を説明できる
- 公開鍵暗号方式の鍵の対を使うことを理解する
- 認証技術を扱う設問で、どの鍵をどちら向きに使うかが問われます。署名鍵と検証鍵の役割を取り違えないことが要点です。
最終更新日: 2026/09/23