ITパスポート試験
とくめいか
匿名化
Anonymization
データから個人を特定できる要素を取り除き、誰の情報か分からなくする処理です。
詳しい説明
1. 定義
匿名化とは、データから個人を特定できる要素を取り除いたり置き換えたりして、誰の情報か分からなくする処理のことです。
2. 紛らわしい語との違い
仮名化は、氏名などを別の記号に置き換えて、そのデータだけでは誰か分からないようにする処理です。ただし、置き換えの対応表など他の情報と照らし合わせれば、誰かに戻せる状態が残ります。匿名化は、その戻す道まで断つことを目指す点が違います。
この2つは、個人情報保護法の仮名加工情報と匿名加工情報という区分にそれぞれ対応する考え方です。法律の側では、匿名加工情報を「特定の個人を識別することができないように加工し、かつ元の個人情報を復元することができないようにしたもの」と定めています。
匿名化したつもりでも、他の公開データと突き合わせると個人が分かってしまうことがあります。残っている属性の組み合わせが珍しければ、それだけで個人にたどり着けるためです。どこまで取り除けば戻せないかの判断が、この処理の難しいところです。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 仮名化との違い(他の情報と照らし合わせて戻せるか)を説明できる
- 個人情報保護法の匿名加工情報・仮名加工情報との対応を理解する
- 他のデータと突き合わせると個人が分かることがある、という限界を理解する
- パーソナルデータの保護に関する国際的な動向を扱う設問で、仮名化と対にして出ます。戻せるかどうかが見分けどころです。
最終更新日: 2026/09/23