G検定(ジェネラリスト検定)
たんじゅんぱーせぷとろん
単純パーセプトロン
Simple Perceptron
単純パーセプトロンは、隠れ層を持たず、入力層と出力層だけで構成されるニューラルネットワークの最も基本的な形です。計算が掛け算と足し算だけの線形計算なので、重みやバイアスをどう調整しても入力と出力の関係は線形のままで、非線形の関係を学習できません。
詳しい説明
入力層と出力層だけでできた構造
単純パーセプトロンは、入力を受け取る入力層と、結果を出す出力層だけでできています。ニューラルネットワークでは、入力層と出力層の間に置く層を隠れ層と呼びます。単純パーセプトロンはこの隠れ層を持たない、ニューラルネットワークの最も基本的な形です。G検定シラバス2024では、中項目11 ニューラルネットワークとディープラーニングのキーワードに含まれています。
式で見る単純パーセプトロンの計算
Google Machine Learning Crash Courseは、次の線形モデルをノードの図として示しています。
y' = b + w1×x1 + w2×x2 + w3×x3
x1、x2、x3は3つの入力ノード、y'は出力ノードです。w1、w2、w3は各入力に掛ける重みで、bはバイアスです。出力ノードの値は、各入力に重みを掛けて足し合わせ、さらにバイアスを足して求めます。たとえばx1=1.00、x2=2.00、x3=3.00を入力すると、そのときの重みとバイアスの値に応じてy'の値が1つ決まります。
重みを変えても関係は線形のまま
この構造で最も大切な性質は、重みやバイアスの値をどう調整しても、入力と出力の間の数学的な関係が変わらないことです。値を変えれば出力の数値は変わりますが、モデルは線形モデルのままです。各ノードの計算は掛け算と足し算だけの線形計算なので、単純パーセプトロンは非線形の関係を学習できません。
多層パーセプトロンとの違い
単純パーセプトロンと多層パーセプトロンの違いは、入力層と出力層の間に隠れ層を持つかどうかです。ただし、線形計算を何層重ねても、その計算自体は線形のままです。層を増やしたモデルで非線形の関係を扱うには、活性化関数という仕組みが必要で、これは別の語で扱います。
試験で問われること
G検定
- 単純パーセプトロンは入力層と出力層だけで構成され、隠れ層を持たない、ニューラルネットワークの最も基本的な形である。
- 出力は、各入力に重みを掛けて足し合わせ、バイアスを加えた値であり、y'=b+w1x1+w2x2+w3x3の形の線形モデルとして表せる。
- 重みやバイアスの値をどう調整しても、入力と出力の間の数学的な関係は線形のまま変わらない。
- 計算が掛け算と足し算だけの線形計算なので、単純パーセプトロンは非線形の関係を学習できない。
- 多層パーセプトロンとの違いは、入力層と出力層の間に隠れ層を持つかどうかにある。
最終更新日: 2026/09/23