G検定(ジェネラリスト検定)
えるぜろせいそくか
L0 正則化
L0 Regularization
L0正則化は、モデルのパラメータのうち0でない値を持つものの個数を数え、その個数を罰則として学習に加える、という考え方を指す語です。代表的な教科書ではこの語を独立して説明した節が見当たらないため、このページでは一般的な考え方の範囲にとどめています。
詳しい説明
0でない要素の個数を数えるという考え方
L0正則化は、モデルのパラメータのうち0でない値を持つものが何個あるかを数え、その個数を罰則として学習の目的に加える考え方を指す語として、一般に理解されています。罰則を重くするほど、学習は0でないパラメータが少ないモデルを選ぶ方向へ向かうと考えられます。
ベクトルの0でない要素の個数は、数式で‖x‖₀と書かれることがあります。L0という名前は、この書き方と対応しています。
L1正則化・L2正則化との違い
L1正則化はパラメータの絶対値の和を、L2正則化はパラメータの2乗の和の半分を罰則に使う手法です(それぞれの正確な式はL1正則化・L2正則化のページで確認してください)。これと並べると、L0正則化は値の大きさを見ずに、0でないかどうかだけで個数を数える点が異なる、と整理されることが一般的です。
ただし、この対比を直接述べた記述は、このページの根拠資料では確かめられていません。ここでは一般的な理解として示すにとどめます。L1正則化とL2正則化の仕組みは、それぞれのページで確認してください。
教科書での扱いと、このページで書いている範囲
深層学習の代表的な教科書であるイアン・グッドフェロー(Ian Goodfellow)、ヨシュア・ベンジオ(Yoshua Bengio)、アーロン・クールヴィル(Aaron Courville)の『Deep Learning』(2016年)の第7章は、正則化を扱う章です。この章を調べましたが、L0正則化を独立して説明する節は見当たりませんでした。
同じ章には、隠れ層の出力である表現hについて、0でない要素の個数を‖h‖₀と書く式が出てきます(式7.49の周辺)。これは表現を疎にする、つまり表現の大半の要素を0にすることを扱った箇所です。重みパラメータに罰則をかけるL0正則化とは、数える対象が異なります。
このように、根拠資料ではこの語の詳しい説明を確認できませんでした。そのため、このページには「0でない要素の個数を直接数える」という一般的な考え方だけを書いています。具体的な式の形、最適化のしやすさ、使われる場面には踏み込んでいません。G検定のシラバスにはこの語の名前が挙がっているので、正則化の手法の一つとして、名前と考え方を押さえておくとよいでしょう。
試験で問われること
G検定
- L0正則化は、パラメータのうち0でない値を持つものの個数を数えて罰則にする考え方を指す語です。
- L1正則化が絶対値の和、L2正則化が2乗の和を罰則に使うのに対し、L0正則化は値の大きさを見ずに0でない要素の個数を数える、と一般に整理されます。
- L0という名前は、ベクトルの0でない要素の個数を表す書き方‖x‖₀と対応しています。
最終更新日: 2026/09/23