G検定(ジェネラリスト検定)
だーとますかいぎ
ダートマス会議
Dartmouth Conference
1956年の夏にダートマス大学で、10人が2か月かけて人工知能を研究しようと提案された計画です。提案書は、学習や知能のあらゆる側面は機械で再現できるほど精密に記述できる、という仮説を研究の前提にしています。
詳しい説明
提案書が示した計画
ダートマス会議は、1955年8月31日付の提案書 A Proposal for the Dartmouth Summer Research Project on Artificial Intelligence で計画された研究プロジェクトを指す呼び名です。提案者は McCarthy、Minsky、Rochester、Shannon の4人です。この提案書は、McCarthy 自身の公式サイト jmc.stanford.edu で無料で公開されています。
提案書の冒頭には、次の文があります。
> We propose that a 2 month, 10 man study of artificial intelligence be carried out during the summer of 1956 at Dartmouth College in Hanover, New Hampshire.
ここで提案されている研究の条件は次のとおりです。
| 項目 | 提案書の記載 |
|---|---|
| 時期 | 1956年の夏 |
| 場所 | ニューハンプシャー州ハノーバーのダートマス大学 |
| 期間 | 2か月 |
| 人数 | 10人 |
| 研究の対象 | 人工知能(artificial intelligence) |
研究の前提とした仮説
提案書は、研究を進める土台として次の仮説を置いています。
> The study is to proceed on the basis of the conjecture that every aspect of learning or any other feature of intelligence can in principle be so precisely described that a machine can be made to simulate it.
学習や、知能のそのほかのあらゆる特徴は、原理的には機械で再現できるほど精密に記述できる、という仮説です。提案書はこれを確かめられた事実としてではなく、conjecture(仮説)と呼んでいます。研究はこの仮説が正しいという前提のもとで進める、という位置づけです。
artificial intelligence という語
この提案書は、題名にも本文にも artificial intelligence という語を繰り返し使っています。人工知能の歴史をたどるときにダートマス会議が取り上げられる理由の1つは、この語をはっきり掲げた研究計画だったことにあります。
シラバスでの位置づけ
G検定シラバス2024では、ダートマス会議は中項目2の人工知能分野で議論される問題のキーワードとして挙げられています。同じ中項目には、シンギュラリティ、シンボルグラウンディング問題、身体性、トイ・プロブレム、知識獲得のボトルネック、チューリングテスト、中国語の部屋、強いAIと弱いAI、統計的機械翻訳、フレーム問題、ルールベース機械翻訳、ローブナーコンテストが並んでいます。
試験で問われること
G検定
- ダートマス会議の提案書は1955年8月31日付で、提案者は McCarthy、Minsky、Rochester、Shannon の4人です。
- 提案された研究は、1956年の夏にダートマス大学で、2か月・10人で行う人工知能の研究です。
- 研究の前提は、学習や知能のあらゆる側面は、原理的には機械で再現できるほど精密に記述できる、という仮説です。提案書はこれを仮説(conjecture)と呼んでいます。
- 提案書は、題名と本文で artificial intelligence という語を繰り返し使っています。
- G検定シラバス2024では、チューリングテスト、中国語の部屋、強いAIと弱いAI、フレーム問題などと同じ中項目2の人工知能分野で議論される問題のキーワードに入っています。
最終更新日: 2026/09/23