ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
ざいむじょうきょうのはあく
財務状況の把握
Understanding Financial Condition
中小法人の資金調達を計画する前に、決算書から収益力・支払能力・資金の流れを読み取る作業です。
詳しい説明
1. 何をする作業か
中小法人の資金調達をプランニングする最初の段階で、その会社がいまどのような財務の状態にあるかを読み取る作業です。貸借対照表からは資産・負債・純資産の構成、損益計算書からは収益力、キャッシュフロー計算書からは実際の資金の出入りを把握します。ここを飛ばして調達手段だけを検討すると、返済できない借入れを勧めることになります。
2. 何を見るか
収益性は、売上高に対してどれだけ利益が残るか、投下した資本に対してどれだけ利益を生んでいるかで見ます。安全性は、短期の支払能力と、自己資本の厚みで見ます。資金繰りは、利益が出ていても入金と出金の時期がずれれば資金が足りなくなるため、利益とは別に確かめます。中小法人では、社長個人の資産と会社の資産が混在していることがあり、その切り分けもファイナンシャル・プランナーの視点として重要です。
3. 資金調達との関係
把握した財務状況は、そのまま調達手段の選択に結び付きます。自己資本が薄く借入れの余地が小さい会社では、直接金融や補助金の活用を検討することになります。逆に利益は出ているが一時的に資金が不足している会社では、短期の借入れで足りることが分かります。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 中小法人の資金調達プランニングは、財務状況の把握から始まる点が問われます。
- 収益性・安全性・資金繰りを、それぞれ別の指標で確かめる点が問われます。
- 利益が出ていても入出金の時期のずれで資金が不足しうるため、利益と資金繰りを分けて見る点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23