ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
かしかぶとりひき
貸株取引
Stock Lending Transaction
投資家が保有する株式を証券会社へ貸し出して貸株料を受け取る取引で、株式は証券会社の名義になります。
詳しい説明
1. 仕組み
貸株取引は、投資家が保有する株式を証券会社へ貸し出し、その対価として貸株料を受け取る取引です。証券会社は借りた株式を、信用取引の売り建てに使う投資家へ回したり、他の金融機関へ貸したりします。値上がりを待つ間、持っているだけでは何も生まない株式から収入を得られる点が利点です。
2. 注意する点
貸し出している間、株式の名義は証券会社へ移ります。そのため株主としての権利は失われ、議決権は行使できません。配当は配当金相当額として受け取れますが、これは配当所得ではなく雑所得として扱われ、配当控除の対象になりません。株主優待も、証券会社の対応によっては受けられないことがあります。
3. 信用取引との違い
信用取引では投資家が証券会社から借りますが、貸株取引では投資家が証券会社へ貸します。当事者の向きが逆です。また、貸株取引には証券会社が破綻したときに株式が戻らないリスクがあり、これは分別管理の対象外である点に由来します。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 投資家が保有株式を証券会社へ貸し出して貸株料を受け取る取引である点が問われます。
- 貸出中は名義が証券会社へ移り、議決権を行使できなくなる点が問われます。
- 受け取る配当金相当額が配当所得ではなく雑所得として扱われ、配当控除の対象にならない点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23