ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
ふどうさんこぐちかしょうひん
不動産小口化商品
Fractional Real Estate Products
1つの不動産の権利を小口に分けて販売する商品で、少額から実物不動産へ投資できます。
詳しい説明
1. 仕組み
不動産小口化商品は、事業者が取得した1つの不動産を小口に分け、投資家が持分を購入する商品です。多くは不動産特定共同事業法にもとづく商品として販売され、事業者が賃貸や売却を行い、そこから生じた利益を持分に応じて投資家へ分配します。本来なら数億円を要する都心のビルなどに、1口あたり百万円程度から参加できる点が特徴です。
2. 型の違い
投資家が不動産の共有持分を直接持ち、事業者へ賃貸を委ねる型では、税務上も不動産の所有として扱われ、相続税評価においても不動産としての評価になります。一方、事業者へ出資して分配を受けるだけの型では、投資家は不動産そのものを持ちません。どちらの型かによって、税の扱いも、事業者が破綻したときの立場も変わります。
3. 不動産投資信託との違い
不動産投資信託は証券取引所に上場しているものが多く、株式と同じようにいつでも売買でき、複数の物件に分散されています。不動産小口化商品は特定の1つの物件を対象とし、途中で換金しにくいのが通常です。分散と流動性では不動産投資信託が優れ、対象物件を自分で選べる点では不動産小口化商品が優れます。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 1つの不動産を小口に分けて販売する商品で、少額から実物不動産に投資できる点が問われます。
- 不動産投資信託と比べて途中で換金しにくく、特定の1物件に集中する点が問われます。
- 共有持分を直接持つ型では、相続税評価が不動産としての評価になる点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23