基本情報技術者試験
でじたるとらんすふぉーめーしょん
デジタルトランスフォーメーション
DX
Digital Transformation
デジタルの技術を使って、製品やサービス、業務のやり方、組織や企業文化そのものを作り変え、競争の上での優位を確かなものにする取り組みです。
詳しい説明
1. 定義
デジタルトランスフォーメーションとは、デジタルの技術を使って、製品やサービス、業務のやり方、組織や企業文化そのものを作り変え、競争の上での優位を確かなものにする取り組みのことです。略称は DX です。
2. 3つの段階の内訳
紙を電子に置き換える段階があります。書類を PDF にする、押印を電子の署名にするといった、道具の置き換えです。
業務の流れを組み替える段階があります。置き換えた道具を前提に、承認の順番や部門の分担そのものを設計し直します。
事業の形を変える段階があります。売り切りだった製品を使った分だけの課金に変える、といった収益の上げ方の変更まで届きます。DX が指すのは3つ目までを含む変化で、道具の置き換えだけでは DX とはよばれません。
4. 紛らわしい語との違い
デジタル化そのものは、紙を電子に置き換える段階を指す言葉として使われます。DX はそこで止まらず、業務と事業の形を変えるところまでを指します。グリーントランスフォーメーションは、同じ「変革」でも環境に向けた変革を指す別の語です。
5. 身近な例
保守の担当者が現場へ行って点検していた会社が、機器にセンサーを付けて遠隔で状態を見るようにする。ここまでは道具の置き換えです。さらに、故障してから直す契約をやめて、止まらないことを約束する契約に変える。ここまで来ると事業の形が変わっています。
試験で問われること
基本情報技術者試験
- 基本情報技術者試験のシラバスではコーポレートトランスフォーメーション(CX)と並んで置かれていること
- デジタル化が道具の置き換え、DX が業務と事業の形の変更まで含むという範囲の違い
- 「社会の変化と IT 利活用の動向」の用語例に並ぶこと
- 基本情報技術者試験の「社会の変化と IT 利活用の動向」の用語例には、コーポレートトランスフォーメーション(CX)も並びます。デジタルの側から変えるのが DX、組織や事業の形そのものを変えるのが CX という置き方です。
最終更新日: 2026/09/23