日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)
2級
たなおろしげんもうそん
棚卸減耗損
Inventory Shrinkage Loss
帳簿上の在庫数量と実地棚卸による実在数量との差を費用として計上する科目です。単価の下落による商品評価損とは原因が異なります。
詳しい説明
1. 定義
棚卸減耗損は、帳簿上の在庫数量と実地棚卸による実在数量との間に差がある場合に、その不足分を費用として計上する科目です。
2. 商品評価損との対比
棚卸減耗損は、保管中の紛失や破損などにより在庫の「数量」が帳簿より少なくなった場合の損失です。商品評価損は、数量ではなく在庫の「単価」が値下がりした場合の損失です。数量の差か、単価の下落かという違いがあります。
4. 身近な例
倉庫で保管中に一部の商品が破損して数が減っていた場合は棚卸減耗損、商品の市場価格が下がって帳簿価額より安くしか売れなくなった場合は商品評価損として処理します。
試験で問われること
日商簿記2級
- 正常な減耗と異常な減耗の会計処理の違いが問われます。
- 売上原価に算入するか、営業外費用とするかが問われます。
- 棚卸による数量差異の計算が問われます。
- 正常な減耗か異常な減耗かを区別し、処理を分けることが最頻出です。
最終更新日: 2026/09/23