ITパスポート試験
そしきにおけるないぶふせいぼうしがいどらいん
組織における内部不正防止ガイドライン
Guidelines for Preventing Insider Misconduct in Organizations
IPAが策定した、組織内部者による不正行為を防ぐための実践的な指針です。
詳しい説明
組織における内部不正防止ガイドラインは、情報処理推進機構(IPA)が策定した、組織内部の人間による不正行為を防ぐための指針です。組織の信頼性を守り、情報漏洩や悪用を防ぐために、技術的、物理的、人的な観点から包括的な対策を提示しています。
仕組みとしては、内部不正を「動機」「機会」「正当化」という3つの要素(不正のトライアングル)から分析します。これに基づき、情報資産へのアクセス制限、ログの取得、監視といった技術的対策、入退室管理や物理的制限といった物理的対策、そして従業員教育や意識改革といった人的対策を統合的に実施することを推奨しています。
ITパスポート試験や情報セキュリティマネジメント試験では、このガイドラインの考え方が重要な論点となります。特に、技術的な制限だけでなく、組織的な運用や環境作り、従業員の心理的側面にも配慮する必要があるという包括的なアプローチが問われます。組織を守るための具体的な対策を列挙する問題では、このガイドラインの主旨を理解しているかが鍵となります。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 情報処理推進機構(IPA)が公開している指針であり、外部からの攻撃ではなく組織の内部の人による不正を防ぐための考え方をまとめたものであることを理解します。
- 内部不正が起きる条件として、動機、機会、正当化の3つがそろうことが挙げられます。どれか1つを取り除けば起きにくくなる、という考え方が問われます。
- 対策は技術だけではありません。権限を必要な範囲に絞る、退職のときに権限を消す、規程と罰則を周知する、相談できる窓口を置くといった、仕組みと人への対策が並びます。
最終更新日: 2026/09/23