ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
3級
じゅんしさんかがくほうしき
純資産価額方式
Net Asset Value Method
非上場株式の評価方式の一つで、会社が保有する資産の合計から負債を差し引いた純資産価額をもとに株価を評価する方法です。清算価値に近い評価となり、小会社で採用されます。
詳しい説明
1. 定義
純資産価額方式は、取引相場のない株式を評価する4方式の1つで、会社の総資産・総負債の実額(純資産)をもとに評価する方式です。
2. 制度・考え方の内訳
会社の資産・負債を相続税評価額に洗い替えて、評価差額に対する法人税相当額を控除するなど、帳簿上の純資産ではなく実質的な評価額を算定します。主に会社規模が小さい会社や、同族株主等が取得する場合に、類似業種比準方式・併用方式とともに用いられます。
4. 紛らわしい制度・語との違い
類似業種比準方式との違いは評価材料です。類似業種比準方式は類似業種の上場会社との比較を用いますが、純資産価額方式は自社の純資産の実額のみを用います。
5. 身近な例
設立間もない小会社の株式を同族株主が取得する場合など、類似業種との比較が難しい会社では、純資産価額方式が中心的に使われます。
試験で問われること
FP技能検定3級
- 資産から負債を差し引くという基本的な計算ロジックを確認します。
- 評価の材料(会社の純資産の実額)、評価差額に対する法人税相当額の控除が頻出論点です。
最終更新日: 2026/09/23