ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
3級
しょとくのそうごうとそんえきつうさん
所得の総合と損益通算
Aggregation of Income and Offsetting of Profit and Loss
各種所得を合計して課税する「所得の総合」という仕組みと、その中で赤字を相殺する「損益通算」という措置を合わせた考え方です。
詳しい説明
1. 定義
所得の総合と損益通算は、各種所得を合計して課税する「所得の総合」という仕組みと、その計算過程で特定の所得の赤字を他の所得の黒字と相殺する「損益通算」という措置を合わせた考え方です。
2. 制度・考え方の内訳
所得税は原則として、利子所得等の一部を除く各種所得を合計(総合)してから税率を掛ける総合課税が基本です。この合計の過程で、不動産所得・事業所得・山林所得・譲渡所得の4種類に生じた赤字だけは、他の所得の黒字と相殺(損益通算)できます。損益通算の対象となる所得は限定されており、すべての赤字が相殺できるわけではありません。
4. 紛らわしい制度・語との違い
損益通算は具体的な計算手順(対象所得・順序)を扱う語で、所得の総合と損益通算はその手順が置かれている全体の仕組み(なぜ相殺できるのか)を扱う語という違いがあります。
試験で問われること
FP技能検定3級
- 損益通算できる所得の種類を理解する。
- 通算できる赤字の条件を把握する。
- 適用できない損益通算の事例を確認する。
- 「所得を合計する」という総合の考え方と、「赤字を相殺する」という損益通算の考え方が別の階層にあることが最頻出です。損益通算の対象4所得(不動産・事業・山林・譲渡)を覚えます。
最終更新日: 2026/09/23