ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
かしつけしんたくのひょうか
貸付信託の評価
Valuation of Loan Trusts
相続財産としての貸付信託の受益証券を、元本と既経過収益をもとに評価する方法です。
詳しい説明
1. 貸付信託とは
貸付信託は、多数の委託者から集めた資金を、信託銀行が主として企業への貸付けによって運用する信託です。受益証券が発行され、これが相続財産となります。
2. 評価の方法
課税時期における元本の額に、課税時期において解約するとした場合に支払われる既経過収益の額を加え、そこから源泉徴収されるべき所得税等の額と、買取りに要する信託財産留保額等を差し引いて評価します。いま解約したらいくら手にできるかを基準にする考え方です。
3. 証券投資信託との違い
細目では証券投資信託と貸付信託が並べて掲げられています。証券投資信託のうち日々決算型のものは、課税時期の1口あたりの基準価額に口数を掛け、未収分配金を加えて、源泉徴収税額と信託財産留保額等を差し引いて評価します。日々決算型以外のものは、課税時期の基準価額から、解約に伴う源泉徴収税額と信託財産留保額等を差し引きます。
4. 共通する考え方
金融資産の相続税評価は、課税時期に換金したらいくらになるかを基準にします。源泉徴収税額や信託財産留保額を差し引くのは、実際に手にできる額に近づけるためです。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 元本の額に既経過収益を加え、源泉徴収税額と信託財産留保額等を差し引いて評価する点が問われます。
- 課税時期に解約したらいくらになるかを基準とする考え方が問われます。
- 証券投資信託の評価も同じ考え方で、基準価額から源泉徴収税額等を差し引く点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23