ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
かぶしき・さいけんかかくのへんどうよういん
株式・債券価格の変動要因
Factors Affecting Stock and Bond Prices
株価は企業業績と金利と需給、債券価格は市場金利と発行体の信用力によって動きます。
詳しい説明
1. 株価が動く理由
株価は、企業の利益がこの先どうなるかという見通しで動きます。業績の改善が見込まれれば買われ、悪化が見込まれれば売られます。加えて、金利が上がると、企業の借入負担が増えることと、株式より安全な資産の魅力が相対的に高まることの両方から、株価は下がりやすくなります。為替も影響し、円安は輸出企業の採算を改善させて株価を押し上げる方向に働きます。最後に、実際の売買の需給も価格を動かします。
2. 債券価格が動く理由
債券価格は、市場金利と逆に動きます。市場金利が上がると、すでに発行されている低い利率の債券は魅力が薄れるため、価格が下がります。市場金利が下がれば逆に価格は上がります。もう1つの要因は発行体の信用力です。信用力が下がると、投資家はより高い利回りを求めるため、価格は下がります。残存期間が長い債券ほど、同じ金利変動に対する価格の振れ幅は大きくなります。
3. 2つの関係
景気の局面では、株式と債券は逆に動きやすくなります。景気拡大では株価が上がり、金利上昇を通じて債券価格は下がります。景気後退では株価が下がり、安全資産とされる債券が買われて価格は上がります。この逆の動きが、分散投資で株式と債券を組み合わせる根拠になります。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 市場金利が上がると債券価格は下がるという、金利と債券価格の逆の関係が問われます。
- 残存期間が長い債券ほど、同じ金利変動に対する価格の振れ幅が大きくなる点が問われます。
- 株価が企業業績の見通し・金利・為替・需給によって動く点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23