ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
こうりつてきふろんてぃあ
効率的フロンティア
Efficient Frontier
同じリスクの水準のもとで最大のリターンを得られる、投資の組合せ(ポートフォリオ)の集合を示す線のことです。この線の上にある組合せだけが最適とされる点が論点です。
詳しい説明
1. 定義
同じリスクの水準では最も高い期待収益率を、同じ期待収益率では最も低いリスクを実現する、ポートフォリオの組み合わせを結んだ線です。
2. 制度・考え方の内訳
縦軸に期待収益率、横軸にリスク(標準偏差)を取ると、実現できるポートフォリオは面のように広がります。その中で、同じリスクなら収益率がいちばん高いものだけを選んで結んだ線が効率的フロンティアです。線より内側のポートフォリオは、同じリスクでもっと高い収益率を得られる組み合わせが在るため、合理的な選択とはされません。線より外側は実現できません。分散投資によって、値動きの異なる資産を組み合わせるほど、この線は左上(低リスク・高収益率)へ寄ります。
4. 紛らわしい制度・語との違い
相関係数は2つの資産の値動きの連動の度合いを表す数値で、効率的フロンティアの形を左上へ動かす要因です。フロンティアそのものは、選べる組み合わせの限界を示す線です。
5. 身近な例
株式だけの運用と、株式に債券を混ぜた運用を比べると、後者のほうが同じ期待収益率でも振れ幅が小さくなることがあります。この「混ぜたほうが有利になる」関係を、線として描いたものです。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 効率的フロンティア上のポートフォリオが投資効率の最大化を示すことが問われます。
- 線の内側は非効率、外側は実現できないという位置関係が問われます。
- フロンティア上のどの点を選ぶかは投資家のリスク許容度によることが問われます。
- 「効率的フロンティア上のポートフォリオは投資効率が最大化されている」という読み方が問われます。線の内側は非効率・外側は実現不可能という位置関係もあわせて押さえます。どの点を選ぶかは投資家のリスク許容度によって変わり、フロンティア上であればどれも効率的である点も要点です。
最終更新日: 2026/09/23