基本情報技術者試験
ぷらいばしーばいでざいん
プライバシーバイデザイン
Privacy by Design
プライバシーバイデザインは、システム開発の初期段階からプライバシー保護措置を組み込む設計思想です。
詳しい説明
プライバシーバイデザインとは、システムや製品の開発プロセスの最初期段階から、プライバシー保護の仕組みを組み込んでいく設計思想です。後からプライバシー対策を追加するのではなく、要件定義の段階でデータ収集の最小化や保護措置を検討することで、個人情報漏洩などのリスクを根本から低減させることを目指します。
なぜこの考え方が重要かというと、開発が完了した後にプライバシー対策を組み込もうとすると、システム構造の改修が必要となり、多大なコストや時間がかかるためです。プライバシーバイデザインを取り入れることで、設計段階で個人情報の取り扱いルールを明確にし、データ利用の透明性を確保しつつ、法規制の遵守を容易にすることができます。
具体的な手法としては、収集するデータを必要最小限に抑える、匿名化処理をデータ設計に含める、といった取り組みがあります。試験では、情報セキュリティ対策の一環として、プライバシーや個人情報保護の重要性を説く文脈で登場します。単なるセキュリティ対策ではなく、開発思想としての位置づけを理解しておくことが求められます。
試験で問われること
基本情報技術者試験
- セキュリティバイデザインと並べて問われます。どちらも企画と設計の段階から作り込む考え方で、守る対象がプライバシーか情報セキュリティ全般かが違います。
- 設計での具体化として、集める個人データを目的に必要な範囲へ絞ること、既定の設定を保護する側へ寄せること、仮名化や匿名加工を組み込むことが挙げられます。
- 後から機能を足す形との対比が問われます。運用を始めたあとに個人データの取扱いを変えると、同意の取り直しや移行の手当てが必要になり、費用と手戻りが大きくなります。
最終更新日: 2026/09/23