基本情報技術者試験
ぺねとれーしょんぷらいしんぐ
ペネトレーションプライシング
Penetration Pricing
新製品を市場に投入する際に価格を低く抑え、短期間で一気に普及させて市場シェアを奪い、顧客を囲い込む価格戦略です。
詳しい説明
ペネトレーションプライシングとは、新製品を市場に投入する際、あえて低価格に設定することで短期間に市場シェアを奪い、顧客を囲い込む価格戦略です。市場浸透価格政策とも呼ばれ、価格の安さを武器に一気に普及を図ります。シェアが確立された後に、価格を改定して利益を回収するのが一般的です。
この戦略の仕組みは、価格弾力性が高い市場、つまり価格が安いほど需要が大きく伸びる市場で効果を発揮します。初期段階では利益を薄くしてでも顧客数や認知度を最大化させることが目的です。多くのユーザーを獲得してネットワーク効果を生み出し、競合他社が参入しにくい状況を早期に作り出します。
混同しやすいのは、最初から高価格で利益を狙うスキミングプライシングです。試験では、市場の特性や製品ライフサイクル、競合との関係性から、どちらの戦略が適切かを問う問題が出ます。シェア重視の浸透か、利益重視の上澄みかという目的の違いを区別することが鍵です。
試験で問われること
基本情報技術者試験
- ペネトレーションプライシングは初期の利益を抑えてでも普及を優先し、量産による原価の低下と市場の支配を狙う戦略です。経験曲線や規模の経済とあわせて問われます。
- スキミングプライシングとの対比が定番です。開発費を早く回収したい、需要が価格に左右されにくい、模倣されにくい場合はスキミング、その逆はペネトレーションが向きます。
- 同じ用語例に並ぶコストプラス法との違いを押さえます。コストプラス法は原価に一定の利益を足して決める方法で、市場での普及を起点に決めるペネトレーションプライシングとは出発点が違います。
最終更新日: 2026/09/23