基本情報技術者試験
かぎゃくあっしゅく
可逆圧縮
Lossless Compression
圧縮したデータを、元と1ビットも違わない形に戻せる圧縮のしかたです。
詳しい説明
1. 定義
可逆圧縮とは、圧縮したデータを、元と1ビットも違わない形に戻せる圧縮のしかたのことです。
2. 紛らわしいしかたとの違い
圧縮には2つのしかたがあり、元に戻せるかどうかが違います。
- 可逆圧縮: 完全に元へ戻せます。捨てるものが無いぶん、小さくできる度合いには限りがあります
- 非可逆圧縮: 完全には戻せません。人が気づきにくい情報を捨てることで、可逆圧縮より大幅に小さくできます
使い分けは、捨ててよいかどうかで決まります。文章やプログラムは1文字でも変われば意味が壊れるので、可逆圧縮しか使えません。写真や音声、動画は、人が気づかない範囲なら捨ててもよいので、非可逆圧縮が使われます。
可逆圧縮のやりかたには、同じ値の連なりを「値と個数」に置き換えるランレングス法や、よく出る記号に短い符号を割り当てるハフマン法があります。ZIP はよく使われる形式です。
元のデータに対してどれだけ小さくなったかを圧縮率といいます。同じ内容でも、繰り返しの多いデータほどよく縮みます。すでに圧縮されたデータをもう一度圧縮しても、ほとんど小さくなりません。
試験で問われること
基本情報技術者試験
- 非可逆圧縮との違い(完全に戻せるか)を説明できる
- ランレングス法・ハフマン法の考え方を理解する
- データの種類によって使い分ける理由を説明できる
- 情報の圧縮と伸長を扱う設問で、非可逆圧縮・ランレングス法・ハフマン法と並べて出ます。どちらを使うべきデータかの判断が要点です。
最終更新日: 2026/09/23