基本情報技術者試験
きゃずむ
キャズム
Chasm
新技術や製品の普及過程で、先行的な愛好家層と一般層の間に生じる深い溝のことです。
詳しい説明
1. 定義
キャズムとは、新しい技術や製品が市場に普及する過程において、初期の熱狂的な採用者層と、一般の慎重な消費者層の間に存在する深い溝のことです。この溝を越えられないと、製品は一部の愛好家向けにとどまり、普及は止まってしまいます。
2. 仕組みと種類
マーケティングにおいて、この溝を越えることは極めて困難とされます。先行的な採用層は革新性を好みますが、一般層は実用性や他の人々の評判を重視するためです。企業はこの溝を越えるために、ターゲットを絞り込んだ戦略や、製品の実用性を強調したマーケティングが必要です。単なる先進性のアピールだけでは、一般層を納得させることはできないのです。
3. 試験ごとの視点
ITパスポート試験のマーケティング分野で問われます。製品ライフサイクルにおける普及理論の一環です。イノベーター理論に基づき、どの段階で障壁が発生するか、それをどう乗り越えるかがポイントです。普及が進む順序を理解しているかが問われます。特に、初期採用層から前期追随者層へ移行する際の断絶として理解することが重要です。
試験で問われること
基本情報技術者試験
- イノベータ理論の5つの層のうち、初期採用者(アーリーアダプタ)と前期多数派(アーリーマジョリティ)の間にある溝がキャズムです。どの層とどの層の間かを問う問題が定番です。
- 溝が生まれる理由は購買の判断基準の違いです。初期採用者は新しさや先行の利点で買い、前期多数派は実績や周りの採用状況を見て買います。
- 魔の川、死の谷、ダーウィンの海と並べて問われます。これらは開発から産業化までの関門であり、キャズムは市場への普及の途中にある溝です。
最終更新日: 2026/09/23