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基本情報技術者試験

かにばりぜーしょん

カニバリゼーション

Cannibalization

同一企業の新商品が既存商品の売上を奪う現象です。

詳しい説明

1. 定義
カニバリゼーションとは、同一企業が投入した新商品が、自社の既存商品の売上を奪ってしまう現象です。本来は市場占有率を高めるために新商品を出すはずが、結果として既存顧客の乗り換えに留まり、企業全体の売上が伸び悩む状態を指します。

2. 仕組みと種類
意図的に行う場合と、意図せず発生する場合があります。戦略的に行うケースでは、競合他社に顧客を奪われる前に自社内で乗り換えを促し、市場シェアを維持する防衛的な意味を持ちます。しかし、計画外であれば収益の共食いとなり、経営資源の無駄遣いにも繋がります。企業は製品ポートフォリオを見直し、共食いを最小限に抑えつつ全体収益を最大化する戦略を練る必要があります。

3. 試験ごとの視点
ITパスポート試験などのマーケティング分野では、製品ライフサイクルや戦略的リスクの観点から問われます。競合他社への流出を防ぐための自食なのか、単純な戦略ミスなのかを見極めることが重要です。類似の用語には、商品を差別化するポジショニング戦略がありますが、これは競合との差別化を強調する手法であり、自社内での食い合いとは対照的な概念です。

試験で問われること

基本情報技術者試験

  • カニバリゼーションは同じ企業の製品どうしが同じ顧客層を奪い合う状態であり、他社との競争とは区別されます。
  • 同じ用語例に並ぶコモディティ化との違いが問われます。コモディティ化は製品の差が薄れて価格でしか選ばれなくなる状態で、奪い合う相手が社内か市場全体かが違います。
  • 実店舗とネット通販、上位機種と下位機種のように、販路や価格帯が重なると起こります。あえて自社製品を置き換える戦略として選ぶ場合もあり、常に避けるべき現象とは限りません。

最終更新日: 2026/09/23