基本情報技術者試験
りすくあぷろーちにもとづくかんさてつづきのてきよう
リスクアプローチに基づく監査手続の適用
Application of Audit Procedures Based on Risk Approach
リスクの大きいところに監査の力を集める、監査の進めかたです。
詳しい説明
1. 定義
リスクアプローチに基づく監査手続の適用とは、監査の対象すべてを同じ深さで調べるのではなく、リスクの大きいところに監査の力を集める進めかたのことです。
2. 紛らわしい進めかたとの違い
すべてを同じ深さで調べるやりかたと比べると、違いは力の配りかたにあります。
- すべてを同じ深さで調べる: 抜けは生じにくい代わりに、時間と人手がいくらあっても足りません。重要でないところに時間を使い、肝心なところが浅くなることがあります
- リスクアプローチ: 起きたときの影響と起こりやすさから優先順位を付け、高いところを深く調べます。限られた時間と人手を、効きめの大きいところへ寄せられます
リスクの見立てを誤ると、低いと判断したところの不備を見落とします。だから、なぜそのリスクを高い(低い)と判断したのかを監査調書に残し、あとから検証できるようにします。
この進めかたは、監査の流れのうち監査計画の策定と監査の実施にかかわります。計画の段階でどこを重点的に見るかを決め、実施の段階でその配分どおりに調べます。
試験で問われること
基本情報技術者試験
- 影響と起こりやすさから優先順位を付ける考え方を説明できる
- 見立てを誤ると見落としが生じるという弱点を理解する
- 判断の根拠を監査調書に残す理由を理解する
- システム監査の流れを扱う設問で、監査計画・監査証拠・監査調書と並べて出ます。なぜ全部を同じ深さで調べないのかを説明できることが要点です。
最終更新日: 2026/09/23