安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC)
STC Advanced
ようとようけん
用途要件
End-use Requirement
貨物や技術の使い道が兵器の開発などに向かうとき、許可がいると判断する入口です。貨物そのものの使われ方に着目します。
詳しい説明
1. 定義
用途要件とは、貨物や技術の使い道が兵器の開発などに向かうとき、許可がいると判断する入口のことです。判断のもとになるのは、輸出者が通常の取引で入手した情報です。
2. 需要者要件との対比
着目する先が違います。用途要件は貨物そのものの使われ方を見ます。需要者要件は需要者という主体を見ます。
どちらも客観要件で、輸出者が自分で気づく形です。片方だけを見ると、使い道は正常に見えるが相手が危ない場合、あるいは相手は正常だが使い道が危ない場合を見落とします。
3. 大量破壊兵器の側で捉える範囲
核兵器等の開発そのものだけではありません。重水の製造や核燃料物質の再処理のような、深く関わる危険な活動も含みます。この活動を別表行為といいます。
通常兵器の側では、通常兵器開発等省令の第一号が用途要件を定めます。
試験で問われること
STC Associate
- 用途要件が貨物そのものの使われ方に着目する入口であることを押さえる
- 需要者という主体に着目する需要者要件との違いを区別する
- 大量破壊兵器の側では、開発そのものだけでなく別表行為も捉える
- 需要者要件と対にして問われます。用途要件が貨物の使われ方、需要者要件が主体、という着眼点の違いを押さえてください。
最終更新日: 2026/09/23